強いチームが良いチーム?小学生年代のサッカーチーム選びについて、思うことを書いておく。

強いチームが良いチーム?小学生年代のサッカーチーム選びについて、思うことを書いておく。

2022年春、今まではサッカースクールだけでサッカーを続けてきた息子が、満を持して少年団へと入団した。

が、2022年秋、少年団を退団した。

理由はまあ色々あるが、端的に言えば「物足りない」とのこと。

ぼくもいわゆる「お父さんコーチ」として練習を見る機会が何度かあったけど、息子が物足りないと言った理由はよく理解できたし、だからこそすんなりと退団を受け入れられた。

退団する少年団に所属している選手や、これから息子が加入しようとしているチームと練習試合をしたことのある選手は口を揃えてこう言った。

「○○(息子が加入するチーム名)は弱いよ」

弱いとか強いとかの基準でチーム選びをしているわけではないので、だから何?という話だ。息子は少し気にしてたみたいだけど、そんなことは気にする必要がないと伝えた。

なぜ強い弱いにこだわる必要がないのか。ぼくが思う「小学生年代のサッカーチーム選び」について、特に重視した方が良いポイントをまとめておく。

小学生年代の強いか弱いかはその時次第で変わる。

強いチーム、弱いチームって、何の基準で判断しているのだろうか。ふと疑問に思う。

特に小学生年代は、地域性によってたまたまフィジカルや技術的に恵まれた選手が集まりやすいチームというのが存在する。

状況次第で変わる「強い、弱い」を判断基準にしても仕方ないと思うんだけど、そこについて少し掘り下げてみようと思う。

試合結果だけで強い弱いの判断をしていない?

強い、弱いの判断基準が、試合結果から判断しているのだとしたら、それはあまりにも早計なのではないだろうか。

例えば、一度対戦して勝ったことがある相手を弱いと判断するのか、100回対戦して100勝した相手を弱いと判断するのかでは意味がまったく違う。

たしかに、いろんな大会に出て優勝してるようなチームは強いのかもしれない。

でも、それはもしかしたら「小学生年代での勝ち方を知ってるチーム」というだけで、本質的なサッカーの指導になっているかどうかは怪しいところがある。

小学生年代は、正直なところ足が速い選手とDFの裏にロングボールを蹴れる選手がいれば勝率がかなり上がる。

「縦ポンサッカー」などと呼ばれるものなんだけど、チームに寄っては中盤を一切経由せず、ひたすら裏に蹴り込むことに徹底してくるチームもある。

これはこれで勝つための戦術としては有りなんだけど、プレーしてて面白いかどうかは微妙なところだと思う。

全試合に勝てるチームは存在しない

勝負は時の運というように、必ず勝てる試合というのが存在しないのがサッカーだ。

世界的にビッククラブと言われるようなチームを見てもわかると思うけど、リーグ通して全勝して終わるようなことはほぼない。

だからこそ、試合結果だけで強い弱いを判断できるはずもなく、チームが取り組んでる練習内容や指導方針に目を向けなければいけないと思う。

一番最高な形なのは、自分たちがやりたいサッカーをやって勝てること。

例えば、GKからのビルドアップで、全員がワンタッチ、ツータッチぐらいでテンポよく繋いでフィニッシュまで持っていくサッカーがしたいなら、勝ちにこだわる前にそのやり方を徹底して勝てれば最高だ。

ただ、そのやり方が上手くハマるときとそうではないときがある。

そういったときに選手の状況判断能力や修正力が磨かれていく。

勝ち負けにこだわる前に、指導者がどこまで我慢できるかというのも育成年代においては重要な基準かもしれない。

指導者がどこまで選手のことを考えてくれるか。

少年団あるあるの「補欠制度論争」や、「他学年の試合を見学する」など、これらの話は、結局のところどこまで選手のことを考えているかという話になってくる。

最近はわりと全員を均等割で試合に出すチームも増えてきたみたいだけど、依然として補欠制度が残っているチームもあるという話も聞く。

このあたりについても、ぼくの持論を後述する。

怒鳴らない指導は大前提

選手ファーストの大前提として、怒鳴る指導者は最低だ。

怒鳴ったり、強い言葉を使って選手の方向性を統一しようとしたり、意識を自分に向けようとするのは、無能な指導者の象徴。

優秀な指導者は選手の心をしっかり掴んでるので、怒鳴ったり強い言葉を使わなくても、コーチが話し始めたら自然と選手たちはコーチの話に耳を傾ける。

もし、体験参加に行って怒鳴ったり強い言葉を使う指導者が一人でもいるようなら、そのチームがどんなに「強い」と言われているチームであったとしてもやめておいた方がいい。

古いスポ根脳の人は「メンタルが鍛えられる」とか言うかもしれないが、そんなことはない。

よく知りもしない大人から意味もわからず怒鳴られたり、強い言葉で非難されたら、メンタルが鍛えられる前にサッカーが嫌いになる。

せっかくサッカーに興味を持ってチームに来てくれた選手に対して、サッカーから遠ざけるような指導者は必要ない。

経験を積ませてくれる指導者が良い指導者

先ほど少し触れた「補欠制度」について、掘り下げておきたい。

まずぼくの意見として、補欠制度は反対だ。

大前提として、サッカーが上手くなるためにはサッカーをする以外にない。

どれだけ You Tube でスター選手のプレー集を見ていても、自分で練習しなければその技術は身につかない。

特に、試合勘というものは試合の中でしか養うことはできない。練習のミニゲームの中では上手くプレーできているのに、いざ試合に入ると自分の武器を活かせない選手は意外と多い。

試合には試合特有の雰囲気があり、そういった場数を踏んでおくことが重要になるので、ぼくはやっぱり補欠制度は反対だ。

それと、他学年の試合に出場することがないとわかっていながら帯同させる指導者も、ぼくは理解できない。

試合の日はどのように進んでいくのか見学しておいてほしいという意図があってのことと、以前息子が所属していた少年団の指導者は話していたけど、その必要があるのだろうか。

小学生、特に低学年の子どもが、自分が出るわけでもない試合をただ黙って見ていることなんて到底無理だし、その試合を見て得られることなんて大してない。

それなら、わざわざ帯同させず練習にするか、練習を見れる指導者がいないのであればオフにした方がよっぽど良い。普段はサッカーばかりで、たまには休日を家族と過ごす時間にして遊びがないと、大人になったときに家族の思い出があまりにも薄いものになってしまう。

最後のはぼくの経験談。

まとめ

こんな感じで、小学生のサッカーチーム選びについて思うことを書いてみた。

これから子どもがサッカーを始めようと思ってるけど、少年団とクラブチームのどちらにすればいいかよくわからないという人は、【小学生 サッカー】少年団?それともクラブチーム?子どものサッカーチーム選びのポイントを解説をまずは読んでもらえるとある程度の判断基準が作れるかと。

結局何が言いたいかというと、小学生年代は試合結果よりも経験を積ませてくれるチームを選んだ方がいいということ。

たくさん試合を組んで、その試合に出してくれるというのももちろん嬉しいんだけど、やっぱりサッカーは普段のチーム練習以外の自主トレの部分がかなり重要になってくる。

伸びてる選手は、誰よりもたくさんボールに触れる機会をつくっている。

チーム練習以外の自主トレの重要性を教えてくれる指導者は意外と少ない。まあせいぜい自主トレが大事だよぐらいのことを口頭で伝える程度で、トレーニングの内容までは教えてくれないと思う。

サッカーに対する気持ちを高めてくれて、自然と自主トレをしたくなるぐらいの熱量までにしてくれるのが、ホントに良い指導者なのではないかとぼくは思っている。

今、子どものチーム選びについて迷ってる人は、できるだけ多くのチームに体験参加して指導者と会話してみてほしい。どんなビジョンを持って指導しているかや、チームの雰囲気は試合結果を見てもわからない。

それと、サッカーのチーム選びに関しては、口コミはそれほどあてにならない。

主観的な話になってしまうので、例えば常にスタメンの選手の親と、そうではない選手の親ではまた見方が変わってくる。

実際に練習に入ってみないとわからないことはたくさんあるし、プレーする子ども自身のフィーリングに合うかどうかが重要だから、体験参加は絶対に必要だ。

指導者、特に子どものうちに教わる指導者は、今後のサッカー人生に大きく影響してくるので、慎重に選びたい。

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