ここ数日、天候の悪い日が続いた中、連休最終日にしてようやく晴天に恵まれる日がやってきた。
翌日からは仕事だったり学校だったりがあるので、本来なら出かけることにはあまり気乗りしないんだけど、早く出かけて早く帰ってくればいいかということで、ちょこっと散歩に出かけた。
今回の行き先は千葉県北東部にある「佐原」の街。
日本地図の生みの親でもある伊能忠敬が、測量を始めるまでの30年間を過ごした土地としても有名で、雰囲気のある小江戸が都心から2時間ほどの場所で楽しめる。
街の中心部を流れる小川をゆく「舟めぐり」が名物で、ぼくらも体験してきた。
2時間ほど佐原の小江戸を散歩して、今回もまたたくさん写真を撮ったので、30枚ほどの写真つきで佐原の街の雰囲気を紹介していこう。
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佐原の小江戸はこんな街
川を挟んで両脇に、古き良き江戸の街並みが保存されている。
古民家を改装してつくられたイタリアンレストラン「ワーズワース」。
ぼくらが行った時間帯がちょうどお昼時ということもあり、店内外はたくさんのお客で賑わっていた。
伊能忠敬旧宅の奥にひっそりと佇む伊能忠敬像。
舟めぐりの舟から見る目線はこんな感じ。
ちなみに、舟には靴を脱いで乗舟するので、舟めぐり目的で佐原に行く場合は、脱ぎ履きしやすい靴で行くことをおすすめする。
ぼくはブーツで行ったことをちょっとだけ後悔した。
大量の鴨が川の端でたむろしていた。
舟にはすっかり慣れきっているようで、逃げ出す素振りも見せず堂々としていた。
この日は9月の残暑が厳しく30℃近くまで気温が上がると言われていて、実際にかなり日差しが暑かった。街中を歩いてるときは日陰を探しながら歩くほど。
それでも、舟めぐりをしている30分間は、川に吹く風が気持ちよく感じた。
食パン専門店という響きが何となく気になり、ついうっかり店内へ。
恐らくまだ新しいお店だとは思うんだけど、店内はさっぱりしていて清潔感があった。何も買わずに出るのは気が引けたので、300円のラスクを購入。
ラスクで300円でちょっと高いなとも思ったけど、食べてみたらめちゃくちゃ美味しくてびっくり。
あられせんべいのような小粒のラスクなんだけど、ちょっと小腹が空いたときのおやつにちょうど良さそう。
それこそ、小江戸を歩いてちょっと疲れたななんていうときにもいい感じだと思う。
最近はこういった灰皿を街の中で見かけることが少なくなったように思う。
通りからちょっと奥まった場所に入ってくると、縁日のような雰囲気を漂わせた場所があった。
鉄板焼のソース焼きそばと、かき氷、それから瓶のラムネを購入。
油がいい具合に染み込んだ焼きそばがマジで美味しい。キャベツも芯だらけのやっつけ仕事満載な屋台の焼きそばとはちがい、くたっとしたキャベツでぼく好みの味。
あと2つぐらい食べたかった……。
和紙のお店で「しおり」を妻が買ってくれた。ちなみに竹製。
最近は推理小説にハマっていて、いつもその辺にあるテキトーなメモ紙を挟んでいたので、しおりは嬉しい。
提灯って日本的で好き。
名物「ジャージャー橋」にて。
舟乗り場の前に架かる橋から、時折、滝のように水がジャージャーと流れ落ちる。
この音を聞くだけで涼を感じられた。
川沿いに生える柳が美しい。
道路側は山車が通る都合で短くなっているということを舟めぐりで街案内をしてくれたおばちゃんが教えてくれた。
佐原の小江戸への行き方
「小江戸さわら舟めぐり」とGoogle Mapsで検索すると、佐原の小江戸へと案内してくれる。
JR佐原駅からは徒歩10分ほど。ぼくらは車で行ったのでわからないけど、徒歩10分程度なら電車行くのもそれほど困ることはなさそう。
小江戸周辺には、数箇所のコインパーキングがあるので、車での来訪も安心。
ただし、小江戸の中は道が狭い上に一方通行になっている箇所もあるので、通行の際は慎重に。
周辺の駐車場相場は一日上限で500円〜600円。
ぼくらは偶然通りかかった300円の駐車場に停めることができたけど、もう一度同じ場所に行けと言われても行ける自信がないぐらいわかりにくい場所にあった。
舟めぐりにかかる費用は下記。
・大人:1,300円
・子ども:700円(小学生以上)
4人家族で佐原の小江戸を楽しむには、1万円もあれば充分だと思う。
食事に少しお金をかけたれば2万円の予算があればOK。
まとめ
こんな感じで佐原の小江戸でのスナップ撮影を楽しんできた。
天気が良かったうえに街の雰囲気も趣があり、どこを切り取っても楽しい空間だった。カメラを首から下げて歩いてる人をたくさん見かけたので、写真好きも楽しめると思う。
ただ、1つだけ難点だったのが、9月も後半になるというのにめちゃくちゃ暑い。そして日陰が少ない。
ちょうど真っ昼間に行ったこともあり、太陽が真上にいた。日陰を探しながら歩くにしても、ジリジリと焼けるような暑さがなかなかに堪えた。
こればっかりは季節を選ばずに行ったのが悪いので、涼しい時期に行くと、暑さも気にせずにもっと楽しめるのかなとも思う。
冬の時期はまた空気感が変わりそうなので、次に行くなら冬も良さそう。
都会の喧騒に疲れた人は、小江戸の雰囲気の中でのんびり散歩するだけでリフレッシュできそうなので、おすすめしたい。
