2022年のファーストブーツも、昨年に続き8166に足を通した。
昨年同様、元日のちょっとした買物とかはスタンスミスで出かけていたので、ブーツは2日の初詣から。
普段は何も考えずに8179(黒セッター)を手にすることが多いんだけど、なぜか年始になると8166に足を通している。特に意識してるわけではない。
ソールの問題だったり、8179の育成強化もあって出番が減ってる8166だけど、履きおろしから10年経った今でも現役(今のほうがカッコいい)なので、今回はレッドウィングのブーツを10年履くとどんなエイジングをするのかを紹介していきたい。
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レッドウィング8166は10年間でこうやって育ててきた


①履く
②ブラッシングする
③ミンクオイルは年1ぐらい
④写真撮る
⑤履く
上記の方法が雰囲気あるブーツを仕上げるのには最短ルートである。ぼくのブーツ育成法は上記以外の特別なことは何もしてない。
プレーントゥは、丸っこくてぽってりした形と、履き込んだからこそ見られる独特なツヤが最高にカッコいい。
新品当時はのっぺりしていて、ツヤはなく、レザーの表面はかさついた感じにも見える。
何度もこのブログでも書いているんだけど、正直、レザーブーツの新品状態はあまりカッコいいとは思えなくて、履き込んでこそ完成するものだと思っている。
カッコいいブーツは一朝一夕には完成せず。とにかく履くのが一番の近道だ。
ブラッシングは超重要

ブーツを履いたらブラッシング。これはもう基本中の基本。
レザー製品は湿気に弱く、そこにホコリや汚れが組み合わさるとカビの発生原因になる。
ぼくもそこまでこまめにブラッシングをする方ではないけど、2回履いたら1回はブラッシングをするように心がけている。
ブラッシングをすることで汚れはなくなるし、レザーの表面に艶が出て色気が増す。
オイルアップは着用頻度にもよるけど、ぼくの場合は年1ぐらい。
購入当初はわけもわからず週1ぐらいでオイルを厚塗りしてたときもあるけど、これは絶対にダメ。後々カビに苦しむことになるので、オイルの塗りすぎには要注意。
履いたらブラッシング。これだけでブーツは格段にカッコよくエイジングしていくので、下駄箱の肥やしにしておくだけではブーツがモッタイナイ。
ぼくが普段使ってるブラシは、下記のような豚毛のモノで、特に高価なブラシではなくても効果は充分得られる。
こういった道具にもこだわり始めたらとてつもない沼に引きずられそうな予感。
シワのひとつひとつがアジになる

人の顔にできると嫌がられる「シワ」だけど、レザー製品を愛する人にとってはシワは大好物。
ブーツも例外ではなく、甲やシャフトの部分にシワが入ると嬉しくなって、もっと履いてシワを刻み込んでやりたくなる。
のっぺりしたレザーにシワが入ると陰影がついて雰囲気が出てくる。
そこにきてブラッシングで艶を出すと、雰囲気のあるブーツに仕上がる。
ブーツに刻まれるシワの太さや長さは、人それぞれに異なるので、履けば履くほどに自分だけの一足になっていく。

自分だけの足形にソールが沈み込んでいくのも魅力的。
このインソールも、もともとはクリーム色っぽいヌメ革なんだけど、10年も経つとキレイな飴色に経年変化している。
ここは特にケアしていなくて、何の意識もせず履いていたらこうなっていた。
履いて磨いて写真を撮ってまた履いて。この繰り返しで気づけば10年が過ぎた。これだけ長く一緒にいる靴は8166以外にない。
しっかりメンテナンスすれば一生履けるのではないかと思えるほど、レッドウィングのブーツは頑強な履物だ。
ソール交換はまたしてもできず……。

何年も前から言い続けている「ソール交換」は、残念ながら2021年中には達成できず。
着用頻度はそれほど多くないとはいえ、やっぱり10年も履けばソールはかなり擦り減り、さすがにそろそろ限界近くまできている。
2022年はいろいろとお金が必要になる1年なので、たぶん今年もできそうにない。
確実な目標としては、2023年内にはソール交換を必ず実現したい。
まとめ

こんな感じで、レッドウィング8166を10年履くとどのようにエイジングしていくかについて書いてみた。
このブーツはぼくにとって記念すべきファーストブーツなので、特に思い入れが深い一足。
一時期は金欠が理由で手放そうかと思ったこともあったけど、これだけカッコよく仕上がるんだから、やっぱり残しておいて良かったと思う。
さすがにこれ以上は見た目でわかるほどの変化はないと思うけど、履き込んで自分だけの一足に仕上がったレッドウィング8166を、これからも大切にしていきたい。
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