特集:ブーツにカビが生えたときの対処法

履き込んだレッドウィングのブーツが一番カッコいい。

履き込んだレッドウィングのブーツが一番カッコいい。

靴の世界は奥が深い。ブーツ、革靴、ビン靴、スニーカー。カテゴリーは違えど、ハマったら最後。抜け出すのはなかなか大変な世界である。

ぼくはブーツが好きで、Twitterでフォローしてる人の属性は主にブーツやデニムの変態オタク(褒め言葉)ばかり。

そういったことも相まって、Twitterを開けばカッコいいブーツがタイムラインには溢れている。

「あの人のこの型のブーツがカッコいいな」

こんな風に、他人のブーツを羨ましく思うことが今までにも幾度となくあった。

同じ型番のブーツを履いたら自分もカッコいいブーツを履けるかもなんて思うこともあり、レッドウィング公式サイトを眺めることもしばしば。

月1万円のお小遣いでは、新品のブーツを買うのも至難の業。

でも、最近は少しブーツ熱が冷めてきていたこともあって、改めて思うことがある。

他人のブーツに憧れて同じモノを探し求めていたら、ブーツが何足あっても満足できないのではないかと。

そもそもぼくはコレクターではない。レザーやデニムがエイジングしていく過程が好きなだけであって、たくさんのブーツを所有して管理できるほどマメじゃない。

左が8166で右が8179

現状、ぼくが所有しているブーツは2足。型番で言うと、レッドウィングの「8166」「8179」という定番モデル。

左が10年選手で右はまだ1年のルーキー。

どちらもそれなりに履きこんでいるので、傷やシワ、ソールの汚れが目立つ。

ただ、これがカッコいいのである。

ある人から見れば、こんなオンボロの靴のどこがカッコいいんだと思う人もいるかもしれない。

価値観は人それぞれなので否定はしないけど、ぼくはブーツは履いて汚してなんぼだと思っている。

新品当時のツルッとした、まだ生まれたばかりの赤ちゃんのような状態は、ブーツとしての完成度は5割。

傷やシワも味の1つ

そこから年月をかけて履き込むことで、ブーツは完成するものというのがぼくの価値観。

少し前のぼくは、その日の気分で履くブーツを変えている人たちを見て羨ましいとさえ思っていた。

今日はエンジニア、明日はベックマン、明後日はアイアンレンジ…といった具合に、洋服と同じようにブーツのローテーションを組めていいなという憧れ。

でも、それぞれにライフスタイルはちがうものであるという前提が抜けていた。

私服で通勤する人もいれば、ぼくのような休日しかブーツを履かないという人もいる中で、所有するブーツの数に差が出るのは当然なのではないか。

ぼくの例を出すと、年間休日数が110日。休日のたびにブーツを履いたとしても、ブーツを履ける最大の回数は年間で110回ということになる。

夏の暑い時期は着用頻度が落ちることも考えると、年間の着用回数は50回ぐらい。

ブーツを履くとついつい写真を撮りたくなる

履き方によって個人差はあるものの、新品のブーツをカッコよくエイジングさせるのに50回では少ないと思う。

それなのに何足もブーツを所有しても、ただ眺めて終わり。1年間まったく履かないブーツが出てくるかもしれない。

それではブーツを所有する意味がない。

レッドウィングのブーツは履き込んで完成する。観賞用にブーツを買えるほど裕福な暮らしはしていない。

ぼくぐらいの着用頻度で言うと、ブーツをカッコよくエイジングさせられる最大の所有数は3足が限界なのではないか。

ぼくはブーツコレクターではないので、たくさんのブーツを所有することには興味がない。

それよりも、履き込んでイチから自分の足で育てたブーツを末長く愛でていたいと思っている。

履けば履くほどに自分だけの足形になっていくブーツ。

世界一カッコいいブーツは、自分で履き込んだ自分だけの足形のブーツなんだ。