2022年7年16日、猫白血病に苦しみながら息を引き取った我が家の猫。名前は麦。

うちの猫として仲間入りしたのは、2021年12月31日のことだった。地主さんからもらった子猫3兄妹の末っ子(たぶん)。恐らく、うちにきたときで生後2ヶ月ぐらいだったと思う。
兄妹の中でも身体の小ささは一際目立っていたけど、先住猫にシャーシャーされながらも物怖じせず、わりとすぐに先住猫にも可愛がられるようになっていた。

こんな猫は見たことないというぐらいの甘えん坊ぶりが特徴的な猫なんだけど、その代表的なエピソードとして「歩いてる人の肩に飛び乗ってくる」というものがある。
初めてこれをされたときはびっくりして何が起きたかわからなかったけど、事態を把握すると、何とも愛らしい存在だなと感じた。
床であぐらをかいて座っていれば、ちょこんと足の上で丸くなって寝ていたり、椅子に座ってブログを書いてると、足の上から肩の上までよじ登ってみたり、とにかく人と触れ合ってるのが好きな猫だった。



人だけではなく、猫同士でもいつも身を寄せ合って寝てた。子猫3兄妹はホントに仲が良くて、3匹で身を寄せ合って寝てる姿は今でもよく覚えている。

よく食べるわりにはなかなか身体が大きくならなくて、兄妹間の大きさはどんどん差が開いていった。
同じごはんを食べて、同じようにおやつを食べていたはずなのに、兄が4kgほどあるのに対して、たった2kgしかなかった。性別のちがいや、そういう体質なんだろうと思っていたけど、どうやらちがったらしい。
うちにきたときから3兄妹は目ヤニや鼻水がひどくて、寒いこともあったし風邪でもひいてるんだろうと思っていたけど、このとき、すでに猫白血病に罹患していたのかもしれない。

突然のことのように感じるけど、思い返してみれば、その兆候は少しずつ出ていたようにも思う。
以前に比べて人に甘えることが少なくなり、冷蔵庫の上や部屋の隅っこに1人でいる時間が増えていた。
このときは、麦も成長して大人になっちゃったんだろうななんて楽観視していたけど、もしかしたらすでに病気が進行して身体のダルさみたいなものを感じていたのかも。
やっぱり、猫はポーカーフェイスなだけに、普段の様子と何かちがう部分を感じたときは、その変化にもっと敏感にならないといけないなと思う。

こんな思い出記事を書いてる今、兄猫がぼくの膝の上で身体を丸くして寝ている。麦と同じぐらい甘えん坊な茶トラ。そういえばぼくの足の上を麦と一緒に2匹でシェアしていた。つい最近のことなのに、すごく懐かしく感じる。
我が家には麦の他に6匹(1匹は外飼い)の猫がいるけど、みんな大病することなく、元気に寿命を全うしてほしいと願う。
あと何年生きられるかわからない(お互いに)けど、一緒にいられる間にたくさん写真を撮って、スキンシップを図って、思い出を残しておけたらいいな。
麦、一年足らずの短い命だったけど、うちに来てくれてありがとう。お疲れさま。