急遽決まった千葉県は南房総市への旅行。
当初は5月頃から3泊4日の沖縄旅行を今年も予定していたものの、7月に入って沖縄の緊急事態宣言延長が決まったこともあり、泣く泣く予定をキャンセル。
そこから紆余曲折を経てたどり着いた、初の県内旅行が決まった。
かなり土壇場で決まった今回の旅だけど、想像していた以上に良い旅になったので、旅行記としてブログにも残しておきたい。
旅の行き先は「南房総市」
千葉県在住の我が家にとって、正直な話、千葉県内の旅行はそれほど魅力的ではない。
なぜなら頑張れば日帰りで帰れる距離に自宅があるから。
とはいえ、今回の旅で県内旅行、房総半島の素晴らしさを存分に体感することになり、千葉県内での旅行の価値観がアップデートされることになった。
さて、今回の旅の目的地は「南房総市」という場所。
こちらは千葉県の全体図。
南房総市の位置を拡大していくと下記。
地図を見てもわかるように、南房総市は千葉県最南端に位置する市である。
以前、一度だけドライブの途中で通ったことはあるけど、海の方には行かず、街中をただ通り抜けただけだったこともあり、ぼくの中では印象が薄い街だった。
それが今回の旅で、ぼくにとっては南房総市がかなり魅力的な街になった。
移住したいなと思い、賃貸物件を探してみるほど。(さーっとしか見ていないので、時間をとって真剣に探したい)
前置きがかなり長くなってしまったので、ここからは実際に撮影してきた写真を多めに、旅の様子や宿泊したホテルの雰囲気などをお伝えしていこう。
南房総旅の記録写真
まずはこちらの青い海からどうぞ。
コロナ感染対策の一環で、ホテルのプールが予約制になっており、我が家は当日11時からの枠でプールを予約していた。
チェックイン前でもプールは入れるということで、特にやることのない旅の中で子どもたちに楽しみが残せればという思いで予約していた。
が、生憎、子どもたちが朝からお腹痛いということで、プールの予約はキャンセルした。
翌日の予約もとっていたので、そこまでに腹痛を治せばプールのチャンスはまだある。
プールの予約に合わせて家を出てきたので、かなり時間が余ってしまったこともあり、少し街に出てみた。
上の海の写真はホテルからすぐ近くにある「多田良海岸」という場所で撮影したもの。
この海の青さ、キレイさに圧倒された。写真だけ見ると完全に沖縄の空気感。
恥ずかしながら、千葉県の海の色の基準が「九十九里」や「稲毛海浜公園」など、お世辞にもキレイとは言えないようなビーチになっていたこともあり、南房総市の海とのギャップに驚いた。
時間が許すなら、1日中ぼーっと海を眺めていたい。海は心が穏やかになるから好き。
着替えを用意していなかったり、妻の弟から借りていた超高級車で来ていたこともあって、海には足だけ入ることに。
さすがにこの時期の海なので、気持ち良い水温。
シャワーが完備されていたり着替えをしっかり準備していればそのまま遊んでいきたいぐらい良い海だった。
富浦インターを降りてすぐの場所にある道の駅で食べたソフトクリーム。
上の写真にあるソフトクリームが350円で、下のカップのものが250円。
房総名物でもある「びわ」がまるごと1個入った贅沢なびわソフト。
味がかなり濃厚なので、1人ひとつ食べたことをちょっと後悔。2人でシェアするぐらいでちょうどいいかも。

富浦周辺は飲食店が少なく、お昼ごはんは「お魚倶楽部」という富浦漁港直営店のほぼ一択状態。
口コミを見てみると、わりと早い時間からかなり並ぶということだったので、とりあえずお魚倶楽部へ向かうことに。
富浦インター近くの道の駅から、車を走らせること約10分。
最初に行った多田良海岸からほど近い場所にお魚倶楽部はある。
ぼくらが着いたときはお店の外までかなり人が並んでいるように見えたけど、幸いなことに10人ぐらいで来ている団体で、待ち組数は5組程度。
時間にして20分ぐらいで案内されたので、土曜日のお昼時と考えればスムーズに入れた方だと思う。
で、実際に食べてきた定食がこちら。
まんぷく定食というメニューで、お値段1,800円。
豪快に切られた厚切りの刺し身に、フライはいかメンチと白身フライ。それから、サバの煮魚に、味噌汁。
妻も子どもたちもそれほどお腹が空いていないということだったので、まんぷく定食を2つ頼んで4人でシェアすることに。
さすがは漁港直営店。刺し身はどれも新鮮で美味しいし、サバの煮魚も脂が乗って美味しかった。
この日は潮の流れが早く、魚の水揚げ量が少なかったこともあってか、ほとんどのメニューが品切れになっていて、選択肢が少なかったことが残念。
単品で刺し身とかを選べればもっと良かったかも。
ご飯を食べた後は、チェックインまではまだ少し早いけど、ホテル内を散策してみようということで早めにホテルに向かった。
こちらが今回お世話になった「ホテル&リゾーツ 南房総」の外観。
リゾート感溢れる外観のホテルだ。
フロントに荷物を預けて、ホテルの周辺を散策することに。
周辺マップをフロントでもらったので見てみると、10分ぐらい歩いたところに磯遊びができる場所があるということで行ってみた。
磯遊びポイントまではこんな場所を歩いていくことになる。
日陰多めで涼しげに見えるけど、実際はかなり暑い。磯までは意外と距離があるので、それなりに覚悟が必要だ。
5分ほど歩くと、こんな感じに開けた場所に出てくる。
子どもたちは気持ちよさそうに芝生の上でゴロゴロしていた。
磯遊びポイントまではもうひと頑張り。
こちらが磯あそびポイント。
さすがに今回は山道を下ってきた疲労感が勝って海で遊ぶ気分にはなれなかったけど、次回行く機会があったらぜひ遊んでみたい。
チェックインの時間まではホテルのエントランスにあるお土産ショップを眺めたり、ソファでだらだらしながら過ごした。
部屋でお酒を楽しむなら、セブンイレブンで買ってから行くか、ホテルのお土産ショップか自販機で買う感じになるだろう。
とはいえ、お酒はしっかりホテル価格なので、安く済ませたければコンビニか、スーパーで購入してから行くことをおすすめする。
で、チェックイン後、部屋でシャワーを浴びたり、部屋からの景色を楽しみながらビュッフェの時間を待つことに。
こちらが部屋から見える景色。6階建てのホテルで5階の部屋。
オーシャンビューの部屋をとっていたこともあり、壮大な景色を堪能できた。山と海と島。
窓の前にあるソファに座って、ただぼーっとしながら海を眺める時間。あぁ、贅沢。
妻と娘がシャワーを浴びてる間に、ベッドでごろごろしていたぼくは、気づいたら昼寝をしてしまっていたようで、シャワーあがりの娘に起こされた。
何も考えずにぼーっとできる時間はホントに幸せだと思う。
何もしないことを楽しめる旅は最高だ。
部屋の写真を撮り忘れました
ホテルレビューもしようと思っていたんだけど、部屋の写真を撮り忘れてしまった。
我が家が宿泊した部屋は、「洋室スタンダード(海側)36㎡」という、ごく普通の部屋。
家族4人で泊まるには充分な広さの部屋で、清潔感もあって良かった。
昔から風呂・トイレが一緒になってるユニットバスタイプがどうも苦手なんだけど、ユニットバスのためだけに部屋をグレードアップするだけで1万円以上変わってくるので、ここは妥協する。
とはいえ、風呂・トイレも嫌な臭いとかはなく普通に使えたので問題なし。
こちらが今回の旅の最大の目的でもあるビュッフェ会場「海風(みかぜ)」
二部制で案内されたので、ぼくらは一部の17時からの枠を選択。
混雑を予想して、妻の判断で16:40ぐらいに部屋を出たんだけど、これが大正解。
ぼくらが会場前に着いて5分ほどで、あっという間に人混みができていた。
時間になって、いよいよ会場入り。
会場は広々していて、席によっては海を眺めながら食事を楽しむこともできる。
もちろんお酒も飲める。さすがのホテル価格で、ビール1杯が770円。
お酒の種類は豊富で、ビールの他に焼酎やウイスキー、ワインなどもたくさん用意されていた。
飲み放題が2,000円でつけられるので、3杯以上飲む人は確実に飲み放題をおすすめする。
ちなみに、お酒の注文にはルームキーが必要になる。
寿司やステーキも用意されている。
ビュッフェあるある的な「寿司のシャリがカピカピ」とか、「ステーキが筋だらけで硬い」ということもなく、何を食べても美味しいビュッフェで、最高に幸せな時間を過ごした。
今まで、何箇所かのホテルでビュッフェを食べてきたけど、ホテル&リゾーツ 南房総のビュッフェがダントツで美味しい。
上写真の右下に見切れて写っているお皿が、恐らく特別メニューで大人が一回だけもらえる「伊勢海老のブイヤベース」だ。
プリップリの伊勢海老と、味がよく染み込んだガーリックトーストがめちゃくちゃ美味しい。
お上品なホテルのレストランとかなら、このメニューだけで5,000円ぐらいするのでは?という味。美味しい。美味しい。
ビュッフェは90分の時間制限が設けられていたけど、1時間ちょっとで満腹になったので食事を終了。
その後はホテル側が用意してくれた子ども向けの宝探しゲームを楽しんでから部屋に戻って1人乾杯。
旅行前日に寝たのが遅く、当日の朝は無駄に早起きしてしまったため、かなりの寝不足状態。
21時過ぎには電気を消していたんだけど、いつ寝たのか記憶にない。
とまあこんな感じで1日目が終了。
ホテル&リゾーツ 南房総の朝食ビュッフェは絶品
朝は早めに起きて大浴場に入ってから朝食にしようなんて言っていたんだけど、いざ起きたのは6:20頃。
我が家、旅行のときはいつも早起きなんだけど、今回ばかりは全員で寝坊してしまった様子。
楽しみの1つでもあった大浴場は諦めて、朝食ビュッフェ会場へ。
会場は、ディナーと同じ場所で、これまた気持ち早めに会場に向かうも、朝はすでに先客が一組待っていた。負けた気がして悔しい。
その後、続々と会場に人が集まり、ディナーのとき以上に人が集まっていたような気がする。
というわけで、朝食ビュッフェもさーっと写真を流していこうと思う。
海を一望できるテーブルに家族4人が横並びに座ってモーニング。あぁ、贅沢。
和洋食が取り揃えられていたけど、やっぱり日本人なので、どうしても和食を好んで食べがち。
ホテルの朝に食べる魚はどうしてこんなに美味しいのか……。
行列もパンコーナーよりも和食の方が圧倒的に多かった。
ぼくが食べた中でも特にこれはと思ったのが、「いかの塩辛」だ。
普段は酒の肴に食べることが多いいかの塩辛だけど、温かいご飯の上に乗せて食べてみたら、ほっぺが完全に地面に落ちた。
いかの肝がねっとり絡んで、濃厚な味が最高に美味しい。
この塩辛があればご飯何杯でも食べられる。
実際、茶碗2杯食べてきたんだけど、行列さえなければもっと食べたかった。
お土産にほしいんですけど…!!
で、朝食が終わったら子どもたちがお待ちかねのプールの時間。
予約した枠が9時〜11時50分だったので、先にチェックアウトの精算を済ませ、フロントに荷物を預けてからプールで遊ぶことに。
プールの写真は個人のプライバシーに配慮して撮影していないので、公式サイトから引用しておきます。
引用:https://www.daiwaresort.jp/minamiboso/index.html
ぼくらが行ったときは完全予約制で、プールサイドのビーチテーブルも予約枠に対して1つ割り振られているような感じだったので、休憩時の日陰確保も安心。
プールはゴミが浮いていたりすることもなく、清潔感があった。
水深40cmほどの幼児向けプールと、水深105cmほどのプールが用意されていて、それぞれの子どもたちが楽しそうに遊んでいた。
浮き輪の大きさとかも特に制限がなさそうで、中には大きめないるかの浮き輪を持ってきてる家族もいた。あれはさすがにちょっと迷惑な気もしたけど……。
今回は浮き輪を持っていかなかったからアレだけど、次回行く機会があれば浮き輪は必須になる。
更衣室には無料のロッカーとシャワーも完備されているので、貴重品などはプールサイドに置いておくよりも、ロッカーに預けた方が安心。
50分に一回、10分の休憩を挟みつつ、プールの時間を楽しんでホテル滞在を終了。
この後は富浦インター手前の道の駅でお土産を買って早めの帰宅。
帰り道にある市原SAに寄って昼食を食べたので、最後にその写真を載せてこの記事を終了します。

旅の締めメシはロッテリアのエビバーガーセット。
上品な食事を2日間食べたあとには、このジャンクな感じが落ち着く。
というわけで、最高な1泊2日の南房総旅行記は終了。
公式 ホテル&リゾーツ 南房総
追記:2022年3月に、娘の卒園旅行ということでこのホテルに再訪したことを記事にしました。
1年以内に再訪してるうえに、3回目もまたすぐ行きたくなるぐらい魅力的なホテル。