2021年の初めに、パソコンを新調した。
以前、中古で購入して使っていたダイナブックが不調だったことや、一発デカいアフィリエイト収入があったことも後押しして購入に至った。
ぼくが購入したパソコンは、タイトルにもある通り Lenovo S330 という機種。
WindowsでもなくMacでもない、クロームブックという選択。
Amazonで購入したんだけど、ぼくが購入した当時(2021年1月末)はセールなどの影響も相まって、かなり安く購入することができた。
関連記事:Chromebook S330 を購入した理由とか比較した機種とか。
ぼくが Lenovo S330 を使いはじめてちょうど半年ほどになるので、実際に使ってみてわかったことについて書いてみようと思う。
Contents
結論:Lenovo S330 は「ちょうどいい」機種だった

この記事を読んでくれている人は、恐らく Lenovo S330 の購入を検討してるけど、実際の使い勝手が気になっている人だと思う。
まず最初に結論から言うと、ぼくにとって Lenovo S330 はちょうどいい機種だった。
これについてはぼくの用途を説明する必要があると思うので、下記を見てほしい。
- ブログ運営
- ウェブブラウジング
- You Tube視聴
ぼくの用途としては上記。これぐらいの軽作業なら、Lenovo S330 は難なくこなしてくれる。
テキストワークがメインで、特に凝った作業はしないという人にはホントに「ちょうどいい」のでおすすめ。
逆に、こんな人にはちょっと向かないと思う条件としては下記。
- バリバリ動画編集をしていきたい
- RAWデータで撮影した写真の現像、編集
- ワード、エクセルなどのオフィス系のソフトを仕事で活用している人
- Macのアプリを使いたい人
上記の使い方をしたい人は、クロームブックでは残念ながらできることがほぼないので諦めた方がいい。
ブログ運営
記事執筆、デザインカスタマイズ、画像作成など、すべての作業を Lenovo S330 でこなしている。
購入してから半年の間に新しいブログを1つ作り、このブログからも40記事ほど移行したりカスタマイズしたりすることがあったけど、かなり快適に作業できた。
記事執筆については、 Lenovo S330 を使い始めてから作業環境を少し変えてみた。
全ブロガーにおすすめしたい、Googleドキュメントはブログエディタとして最強だと思う3つの魅力。という記事でも紹介したんだけど、Googleドキュメントを使って記事を書くようになってからは、記事執筆がものすごく捗る。
iPhoneにGoogleドキュメントのアプリを入れておくことで、空き時間にブログの下書きをささっとiPhoneで書いて、PCで体裁を整えるなんていう使い方が可能だ。
実際、ぼくはほとんどの記事を上記の方法で執筆しているが、いざ、PCの前に座って何の記事を書こうかと考えるよりも、iPhoneでささっと下書きする方が圧倒的に楽。
仕事の合間や通勤中の空き時間など、時間を有効活用することでブログが充実する。
ウェブブラウジング
ブログを書く際、参考資料を調べるときなどにウェブサイトをいくつか見て回ることがある。
クロームブックなので、検索はもちろん「Google Chrome」を使うわけなんだけど、ブログを書きつつ他のサイトを見るとなると、いくつもタブを開くことになる。
気づけば10個ぐらいタブを開いてるなんてこともよくある話。
さすがにこれだけのタブを同時に開いて作業すると重く感じるのではないかと思われるが、これが意外に平気でサクサク動いてくれる。
結論として、日常的に使うのにまったく問題ないということを言いたい。
You Tube視聴
ぼくはYouTubeでフットサルやサッカーの動画を見る機会が多い。
Fリーグなどの競技フットサルの試合といえば、スピード感があり、動きが多い動画になる。
動画を見ていて多少動きがもたつくときもあるけど、ほとんど気にならない程度だと思ってもらって問題ない。
もちろん、一般的なYouTuberが撮ってるような語り系やら企画系の動画も普通に見られるので安心してほしい。
Lenovo S330の良いところ
- 安い
- 起動が爆速
- 軽快な動作
- 安心のセキュリティ
- 圧倒的なバッテリー性能
- ノートPCにしては大画面
- タッチパッドの感度
- キーボードの打鍵感
ざーっと Lenovo S330 の「良いところ」について書き出してみるとこんな感じ。
一般的にPCに求める要素のすべてを満たしていると言っても過言ではないと思う。
ぼくが書き出した「良いところ」について、掘り下げてみよう。
価格
まず価格。圧倒的に安い。
定価は36,000円だけど、クーポンやらセールやらのタイミングが合うと、何と2万円ほどで購入できる。
正直、安すぎてちゃんと使えるのか不安になるレベルだったので、何度もいろんな人のレビューブログを読んで自分を納得させた。
最近のAmazonでの価格を見ていると3万円を超えていることが多いので、あのとき思い切って購入してみてホントに良かったと思ってる。
起動が爆速
電源を完全にオフにした状態から、電源を入れて約10秒ほどで使えるようになる。
これは早い。今までに体験したことのない起動速度だ。
ちなみに、スリープ状態からだとさらに早く、画面を開けばすぐに使える。感覚的にはスマホと同じような感じで、起動のストレスを感じなくていいのは嬉しい。
PCよりタブレットに物理キーボードをつけたような感覚と言った方が近いかも。
軽快な動作
基本的にクロームブックでできることはGoogleChromeでできることがすべてなので、凝った作業はできない。
とはいえ、ワードプレスのカスタマイズやブログの記事投稿などの使用にはまったく問題ない。
ぼくはブログ執筆中に、タブをいくつも開いてしまう癖があるんだけど、10個ぐらい同時に開いた状態でもサクサク動いてくれる。
YouTubeで作業用のBGMを流しながら作業してもOKだった。
Lenovo S330 の動作的な部分でストレスを感じたことはない。
安心のセキュリティ
これは Lenovo S330 に限った話ではなくクロームブック全般に言えるのだけど、セキュリティが万全の体制なのは嬉しい。
というのも、あの天下のGoogleが誇る最新のセキュリティを、常に自動更新で提供してくれているからだ。
Googleほどの大企業が守ってくれてるなんて、これほど心強いことはない。
クロームブックは、購入時から3年〜5年ぐらいを期限にして、常に最新のOSに自動更新してくれる約束がある。
PCのことはよくわからないという人でも安心して使えるので、初めてのPCを子どもに与えるときなんかはかなり便利だと思う。
圧倒的なバッテリー性能
フル充電で約10時間の使用可能と謳うバッテリー性能。
この手の公表値はだいたい盛ってる場合がほとんどなので6割ぐらいで考えていたけど、これはいい意味で裏切られた。
ぼくの使い方としては1日2時間〜3時間ぐらいのブログ管理がメインなんだけど、充電は3日に1回するかどうか。
それでも、完全にバッテリー切れというわけではなく、20%ぐらいの余力を残しつつ、そろそろ充電するかという感じで充電しているのでスゴイ。
テキストワークがメインで外でもバリバリ使いたいという人にとっては、バッテリーを持ち歩く必要がなくなるので、より身軽に出かけられるようになる。
ノートPCにしては大画面
Lenovo S330 の画面サイズは14インチ。これは、クロームブックのラインナップの中でも大きい方に部類する。
ぼくは今まで11.6インチ、13インチと使ってきたけど、Lenovo S330 の14インチの画面を初めて見たときはかなり大きく感じた。

ベゼル(画面の額)が細い仕様なので、よりスタイリッシュに見えるのも嬉しい。
画面が小さすぎると目が疲れたりするので、13インチ〜14インチぐらいが丁度いい。
タッチパッドの感度
Lenovo S330 を使うようになってからは、マウスをまったく使わなくなった。
タッチパッドの感度がかなり良くて、スクロールの動きだったり、細かい場所にカーソルを持っていく動きなど、iPhoneを触っているときと遜色ないぐらい滑らかに動いてくれる。
逆に無線マウスを繋いで使う方がもっさりしているほど。
マウスを使って長時間作業していると手首が痛くなってくるので、タッチパッドが使えるPCはかなり嬉しい。
Windows機についてるおまけみたいなタッチパッドの使用感とは雲泥の差。
キーボードの打鍵感

好みの問題もあると思うけど、ぼくは Lenovo S330 のキーボードの打鍵感はかなり好きな打鍵感。
感覚として、キーストロークは浅め。軽いタッチでペチペチ入力できる感じのキーボード。長文を打っていても指が痛くなったりすることはないので、ぼくにとってはこのキーボードが合っているのだと思う。
Lenovo S330 の仕様上、キーボードはUS仕様のみ。「かな入力」をメインで使ってる人にとってはちょっと厳しいかも。
Lenovo S330のイマイチなところ
ここからは、Lenovo S330 を使っていて「ここはちょっとイマイチだな」と感じた部分について書き出してみる。
- やや重い
- 画像編集はちょい重い
- チープ感のあるデザイン
- マウス操作はもっさり
- USキーボードに戸惑う
こんな感じ。これも簡単に解説してみようと思う。
やや重い
重量は公表値で約1.5kg。MacBook Airなど比較すると重量感はある。

ぼくはせいぜい家の1階と2階を移動する程度の持ち運びなので特に不便は感じないけど、大きいペットボトルのドリンクをカバンに入れて1日持ち歩くことを考えると、わりと重労働なのではないだろうか。
とはいえ、14インチの画面で1.5kgなら普通に考えれば軽い方なのかなとも思う。この辺りは使い方次第ということで。
画像編集はちょい重い
動作的な部分でいくと、「画像編集」はちょっと動作がだぶつく。
ぼくの場合、ブログのアイキャッチ画像を作るのにCanvaというウェブサービスを使っている。
適当な写真を選んでサイズ調整をする程度の簡単な作業しかしていないけど、画像を保存するときに動作が重くなる。
編集中に画面が固まったりするようなことはないので、それほどストレスには感じないけど、気になる人は気になるかも。
チープ感のあるデザイン

本体表面はエンボス加工が施されていて、ビジネス色の強いグレー。良くも悪くもシンプルなデザイン。
プラスチックの触り心地からチープ感を感じられてしまうのが残念だ。
キーボード部分に関しては恐らくアルミ素材を使っていると思われるので、PCを開いて作業をしているときはチープ感を感じないのが救い。
マウス操作はもっさり
「良いところ」でも少し触れたんだけど、Lenovo S330 にBluetoothの無線マウスを繋いで使ってみたところ、度々反応がワンテンポ遅れることがあった。
最初は特に気にしないようにしていたんだけど、やっぱりラグがあると何か気持ち悪い。
というわけで、思い切ってマウスを使うことをやめてみた。というのも、タッチパッドの感度がすこぶる良い。
マウスよりも遥かに直感的な操作ができるので、Lenovo S330 にマウスは不要だと思う。
USキーボードに戸惑う
Lenovo S330 は、USキーボード仕様のみ。なので、かな入力を使いたい人には向かないと思う。
ぼくは普段からローマ字入力なので特に問題なし。でも、記号やファンクションキーの配列が微妙にちがうことに、最初は少し戸惑った。

特に「エンターキー」の場所が慣れなくて、使い始めた頃は「バックスラッシュキー」を叩きまくっていた。これはUSキーボード素人あるあるなのではないだろうか。
とはいえ、1週間ほど使ってるうちにすっかりUSキーボードにも慣れたので、人間の適応力というのはすごいものがあるなと思う。
Lenovo S330 の購入はセールを狙え

クロームブックの中でも、Lenovo S330 はエントリーモデルの位置づけになり、そもそもの価格設定が安い。
半年ほど実際に使ってみて、3万円でこれだけしっかり使えるPCが買えるならクロームブックで充分だなと感じるほど。
3万円台でも安いとは思うけど、ぼくが購入したときの価格は2万円ちょっと。
タイムセールとかが重なると、2万円を切る値段で購入できるタイミングもあったりする。
もし Lenovo S330 の購入を検討しているけど今すぐに必要なわけではないということなら、次のセールまで待った方がお得に購入できるはず。
浮いた1万円でPC周りを快適にするグッズを購入すれば、より Lenovo S330 を快適に使えるようになるだろう。
まとめ
こんな感じで Lenovo S330 を半年ほど使ってみた感想をレビューしてみた。
この機種と同価格帯のWindows機と比較すると、クロームブックがどれだけ快適に使えるかがよくわかると思う。
ぼくがLenovo S330 の2つ前に使っていたASUSの格安PCがあるんだけど、ブログ用のアイキャッチ画像を作成しようとするとタブの開き過ぎで強制終了することが何度もあった。
タブの開き過ぎといっても、開いていたタブはブログエディタ画面とCanvaのみ。
ブログ運営用に購入したのに、全然使えないストレスの多い機種だった。
そこから一台、中古のWindows機を挟んでのクロームブック。
初めてのクロームブックには不安もあったけど、今ではすっかり愛機になった。
操作感は問題ないので、あとは2万円で購入したパソコンがどれぐらいの期間を正常に使えるのか。耐用性が気になるところ。
この辺のことは使ってるうちにまた気になることが出てきたらブログにでも書こうと思う。
というわけで、Lenovo S330 は、安い中でもかなりおすすめできる。