【小学生 サッカー】少年団?それともクラブチーム?子どものサッカーチーム選びのポイントを解説

【小学生 サッカー】少年団?それともクラブチーム?子どものサッカーチーム選びのポイントを解説

2022年10月2日

小学3年生の我が家の息子は、年中(4歳)のときにとあるサッカースクールでサッカーを始めた。

赤ちゃんの頃からボールが好きで、歩き始めたときにはボールを蹴って遊ぶのは当たり前というぐらい、小さい頃からサッカーが根付いている息子。

これまでは週一回のサッカースクールだけだったけど、選手登録ができるようになる3年生のタイミングで、所属するサッカーチームを探すことに。

サッカーチームに所属する目的は「試合経験を積むこと」で、やっぱりサッカーが上手くなる一番の近道は試合をこなすことだと思っている。

コーンを相手にしたドリブルが上手でも、試合の中で使い方がわからなければサッカーが上手いとは言えない。

幸いなことに、息子が通うサッカースクールは、指導者のレベルが高い(技術云々以外に人間性だったり練習方針だったり)ので、コーチに対して絶対的な信頼がある。サッカーのスキルや考え方などは、充分にスクールで学んでいる。

とはいえ、同年代の選手と試合をするには、どこかのサッカーチームに所属するしかないというわけで、家から無理なく通える範囲を拠点に活動しているいくつかのチームに練習参加させてもらい、息子自身がチーム(少年団)を決断した。

が、3ヶ月ほどで少年団を退団し、別のクラブチームに行くことになる。理由は後述する。

こういった経緯があった中でわかった、小学生のサッカーチーム選びのポイントや、少年団、クラブチームそれぞれのメリット・デメリットなどを、自身の経験から解説したいと思う。

子どものサッカーチーム選びに悩んでる人の参考になれれば幸いです。

【小学生のサッカーチーム選び】少年団のメリット・デメリット

生活する地域名+サッカーチームとかのキーワードで検索すると、多くの少年団が検索結果として出てくる。

これからサッカーを始めようと思ってる人の多くは、家の近くにあるサッカーチームとして少年団を探すと思うんだけど、少年団に子どもを預けることのメリットとデメリットについて、それぞれ解説していく。

少年団のメリット

まずはメリットから。

少年団のメリット
  • 月謝が安い
  • 家から近い場所が多く、子どもが通いやすい
  • 学校の友だちがいる場合が多く、初めてでも馴染みやすい
  • 未経験からの加入がほとんどなので、サッカー初心者の入口としては有りかも
  • チームによっては補欠制度を設けず、全員が試合に出れるように調整してくれる

上記が少年団の主なメリットだと思う。少し掘り下げていこう。

月謝が安い

子どもの教育のためとはいえ、毎月かかる習い事にかけられるお金にも限度はある。

少年団は主にボランティア団体であることが多く、それぞれの保護者を中心に有志の人たちで運営されていることから、月謝が安く済む場合が多い。

平均すると2,000円前後のチームが多いのではないかと思う。

子どもが通いやすい

多くの少年団が活動拠点としているのが、近所の小学校。

もし、自分の子どもが通ってる小学校のグラウンドを練習場所にしているのであれば、通学で慣れてるはずなので、子どもだけでも通いやすいはず。

息子が入っていた少年団は、自転車で通ってくる選手がほとんどだった。

初めてでも馴染みやすい

少年団には、地域の子どもが集まりやすい傾向があるので、同じ学校の友だちがいることが多い。

初めてサッカーをするといった場合でも、友だちがいるというだけで安心してチームに馴染んでいきやすいはず。

サッカー初心者の入口になりやすい

少年団に所属する選手の多くは、未経験からの加入がほとんど。

特に低学年や幼児期などから加入すると、ほぼ横一線でスタートできるし、月謝が安いこともあってサッカー初心者の入口となっている。

子どもがサッカーに興味を持ったらとりあえず少年団でやってみて、ステップアップを望んだらスクールやクラブチームなどを検討するのは有りだと思う。

試合は全員参加

練習の成果を披露する試合で、子どもの姿を見たいと思う親は多いハズ。というより、子どもの活躍を期待する気持ちは、親として当たり前に持っているものだと思う。

最近の風潮として、少年団は補欠制度を設けず、全員が試合に出れるように調整しているチームが多い。

人数が多いチームになると、同学年でチーム分けをして、それぞれ別チームとして大会参加していることもある。

ぼくが子どもの頃は少年団でもチーム内競争はあったけど、今思えば育成年代は勝利にこだわるよりも経験を積むことの方が重要なのではないかと思う。

なので、補欠制度を設けない少年団を探すと、試合経験をたくさん積めて成長に繋がるはず。

少年団のデメリット

次にデメリット。

少年団のデメリット
  • 指導力が低い
  • 指導者の当たり外れが大きい
  • 将来性がない
  • 指導方針に一貫性がない
  • フラットな目線で見れない
  • 保護者の負担が大きい

これらは、ぼくがいろんな少年団を見たり、実際にコーチとして内部に入ってみて感じた少年団のデメリット。こちらも掘り下げていこう。

指導力が低い

少年団でコーチをしている人の多くはサッカー経験者だと思う。

とはいえ、中学生ぐらいまで部活でやっていましたレベルの人が多く、残念ながら技術力がない人が多い。

技術力がないからプレーの見本を見せてあげることもできないし、練習メニューの本質的な目的を説明できず、ただ何となく練習の形をこなす選手が多い印象。

練習の目的がわからないとサッカーは上手くなれない。

また、サッカー観が古いままアップデートされていない指導者も多い。

指導者の当たり外れが大きい

少年団でも、中にはものすごく当たりの指導者がいる場合もある。

ぼくが子どもの頃に所属していた少年団のコーチは、流経大柏の現役選手に依頼していたらしい。少年団に所属していた選手の親と、コーチの親が同じマンションで仲が良かったことからたまたま実現した話。

実際に技術力が高いコーチが指導するようになってから、チーム力が見違えるように変わったことを今でもハッキリ覚えている。

それとは逆に、素人のお父さんコーチしかいないようなチームもある。

これはホントに運の要素が大きいので、体験の時点で練習を見たり話を聞いたりして判断した方が良い。

指導方針に一貫性がない

普段は仕事を別に持っていて、休日にボランティアコーチとしてサッカーの指導に当たっていることもあり、指導者同士でチームの方向性や指導について話し合う機会がほとんどない。

そのため、指導方針に一貫性がなく、それぞれのコーチが自身の経験からしか指導できないという側面があり、日によって全然ちがうサッカー論を押し付けられるなんていうこともある。

選手としてはAコーチとBコーチで言ってることがちがう…。なんて悩んでしまうこともある。

フラットな目線で見れない

少年団のコーチの多くは誰かのお父さん。

なるべくフラットな目線を保とうと思いつつも、人間関係の心情が介入してきてしまうことは否めない。

コーチの感情次第では、試合に優先的に出される選手とそうじゃない選手が出てしまうこともある。

将来性がない

基本的に少年団のほとんどは、小学生年代で活動が終わり、中学生になってからまたチーム選びをしなければならなくなる。

進学する学校に部活があればサッカーを続ける環境があるけど、最近は少子化問題もあってか、中学校にサッカー部がないなんていう学校もある。

中学生になってくると、ある程度の基礎レベルはすでに出来上がってるので、新たにチーム探しをして入っていくのはなかなか精神的な負担が大きい。

保護者の負担が大きい

少年団は、基本的に保護者の協力が絶対的に必要になる。

試合会場までの車出しや、自チームが主管で試合を行う場合の会場設営、招待チームとのコミュニケーションなどなど。

月謝が安い分、こういったサポートを保護者も協力していかないと成り立たない。

土日は仕事があってどうしても参加できないけど、他の人がやってくれているというのが申し訳ないという精神的な負担を感じることも。

コーチを引き受けて後悔した

現状の少年団は、正直、指導者の負担が大きすぎると思う。

休日はボランティアコーチとして選手たちに指導したり、ときには試合に帯同したり、会場設営したりと、あっという間に休日が終わってしまう。

たしかに、サッカーを通じて息子とは一緒にいる時間がとれるけど、妻や娘と休日を過ごす時間があまりにもなくなってしまう。

それって家庭にとってどうなんだろうと考えると、とても良い選択とは言えない。

それと、内部に入ってみてわかったことではあるが、指導者同士の人間関係があまり良いとは言い難いチームだった。恐らく指導者同士のコミュニケーション不足なんだけど、チームの指導方針に一貫性がまるでない。

事実、ぼくが初めてコーチとして練習に入ったとき、他のコーチにどのように指導しているかを参考までに聞いてみたところ「テキトーにお任せします」という返事が返ってきた。

この時点で気づくべきだったんだけど、初めてそのチームの練習に入るときに「テキトーで」と答えるような指導方針のないチームでは、将来性がない。

わりと早い段階で息子とともにやめたからいいものの、ハッキリ言ってあのチームは衰退の一途を辿る一方なのではないかと思っている。

【小学生のサッカーチーム選び】クラブチームのメリット・デメリット

ボランティアで成り立ってる少年団とはちがい、クラブ運営を仕事にしているクラブチームに子ども預けることのメリット・デメリットについて解説していく。

クラブチームのメリット

クラブチームのメリット
  • 指導者の技術レベルが高い
  • 指導方針が一貫している
  • コーチに一任できる
  • 同年代のレベルが高い選手と一緒にプレーできる
  • 学年や年齢で区切らず、技術力で判断してくれる
  • いろんな地域の選手が集まるから、子どものコミュニケーション能力が向上する
  • 保護者の負担が少ない

指導者の技術レベルが高い

クラブチームの場合、チームとしての指導要綱が整理されていて、年代ごとに必要な指導を徹底しているように感じる。

また、コーチ自身のサッカースキルが高いことも多く、プレーの見本を見せることができるので、選手たちが実際の試合の中でのプレーをイメージしやすいはず。

コーチのサッカースキルが高いことはわりと重要な要素だと思っていて、やっぱり子どもから見て上手な人かサッカー素人から教わるかというのはリスペクトの度合いがまったく変わると思う。

口だけであれこれ言われるよりも、わかりやすく上手いスキルを見せるだけで、子どもがコーチを見る目はガラッと変わるし、練習時の話の聞き方や態度なんかも変わってくる。

誰だって上手い人から教わりたいものだと思う。

指導方針が一貫している

チームの指導者間で指導方針が一貫しているというのもクラブチームの大きなメリットである。

最終的にいつまでにこういったことができるようになりたいという目標に沿って、年代や技術レベルに合わせて指導ができるのも、しっかりとした方針を持ったチームならでは。

レベルが高い環境でプレーできる

クラブチームの多くは、学年や年齢で判断せず、選手個人の能力を見て決めるため、飛び級なんかもわりとよくある。

学年が上の選手と練習できる環境があると、足もとの技術だけではなく、体格的に大きい選手との闘い方も身につけることができる。

より上手くなるためには、自分より上手かったり強い選手がいる環境でプレーするのは必須だ。

いろんな地域の友だちができる

クラブチームには、様々な地域から集まってくることが多い。

街の少年団のように、生活エリアが近い人だけではなく、普通に生活していたら会うことがないような地域の同年代の友だちもできる。

子どもにとっては、学校の外に友だちができることは良いことだと思っている。

学校に行ってるとどうしても視野が狭くなったり、その狭い世界が自分のすべてになりがちで、ちょっと人間関係でつまづいたりすると取り返しのつかないことにもなりかねない。

学校以外に同年代とのコミュニケーションをとれる環境があるだけで、精神的な負担は少なくなるのではないかと思う。

保護者の負担が少ない

基本的にクラブチームでは、保護者の負担がほぼない。

練習場への送迎や、チームによっては試合会場までの送迎があったりするけど、少年団のように試合のときに車出しで他の家の子を連れて行くのが義務化していたり、試合会場の設営などの煩わしい作業がない。すべてコーチに一任できる。

毎週のように子どものサッカーが休日のすべてみたいな過ごし方になると、気づかないうちに精神的な疲労がたまっていることがある。

我が家はこういった保護者の肉体的、精神的な負担にも疲れてしまって少年団をやめたという側面もある。

クラブチームのデメリット

クラブチームのデメリット
  • 月謝が高い
  • チームの活動拠点によっては送迎が大変
  • 強豪チームになるほど競争が大変

クラブチームに感じるデメリットは、驚くほど少ない。まあこちらも掘り下げていこう。

月謝が高い

少年団に比べて、クラブチームはやはり月謝は高くなる。

これは、クラブスタッフの給料が月謝や入会金、年会費などから賄われているからなんだけど、その分メリットも享受できるので、お金を払うだけの対価は得られるはず。

月謝の相場としては、7,000円〜8,000円ぐらいのクラブチームが多い様子。

送迎がやや負担かも

練習場所によっては、保護者の送迎が負担になることもある。

我が家はサッカースクールの練習場まで片道1時間ぐらいかけて通うことに慣れているから特に負担を感じないけど、子どもの習い事の送迎にそこまで時間を割けないと思う親としての気持ちもよくわかる。

なるべく自宅から通いやすい範囲で最適なクラブチームがあればラッキーだと思う。

チーム内競争は大変かも

少年団とはちがって、スポンサーがついているようなクラブチームの場合、ある程度は結果が求められるのも事実としてある。

試合で勝つためにベストメンバーを選ぶ過程で、チーム内の競争は確実に起こる。

そこの競争に勝てなければ試合に出ることはできない。

本来、上昇志向を持ってスポーツを行っている選手は、こういった環境の方が伸びる可能性はあるんだけど、試合に出れないことを不満に思う人にとってはクラブチームは向いていないかもしれない。

【結論】我が家はクラブチームを選びました

息子のサッカーチーム選びであれこれ悩んできた我が家。

ようやくクラブチームに入団することで落ち着いたわけだけど、これは各家庭の教育方針だったり経済状況にもよるので、一概にこうした方がいいということを強く言えるわけではない。

もちろん我が家も経済的に余裕がある状況でこういった選択をしているわけではなく、どちらかと言えばギリギリ無理をしてるに近い状況だ。

それでも、少年団とクラブチームのメリット・デメリットをそれぞれ天秤にかけた結果、息子と家庭にとって一番いい結果になりそうだったのがクラブチームだった。

本気でプロサッカー選手を夢見てる息子を預けるには、「覚悟がある」指導者に任せたい。

サッカーの指導、クラブ運営を職業としてる人たちには、覚悟があるし責任もある。ボランティアで引き受けてるわけではなく、本気でサッカーと向き合ってる人たちだから。

とはいえ、1つのチームで長く続けるのもいいけど、「あれ?何かちがうな」と感じたときは、わりとそういう直感は正しかったりする。

プレーしているのは選手である子ども自身なので、子どもとの対話をしっかり重ねつつ、最適なプレー環境を提供してあげることこそが親の努めかなと思う。

我が家が現状で最適だと判断したのがクラブチームなだけであって、今のチームでも何かちがうなとか、もっと上を目指したいと思ったときにはいつでも環境を変えてあげられるだけの柔軟性は持っていたい。