自己破産から8年。住宅ローンに通らなくて感じた現実と、これからやるべきこと。

自己破産から8年。住宅ローンに通らなくて感じた現実と、これからやるべきこと。

自己破産の免責決定から、2022年で8年になる。

つい最近、色々なことが重なり環境を変えたいという思いから、マイホーム購入を夢見ていた。

タイトルにもある通り、住宅ローンが否決という結果だったので、今まで通り、何の変化もない生活を続けていくことになるわけだけど、今回の一連の流れで感じたことを記録しておきたい。

3,200文字と、やや長い文章になってしまったけど、これから自己破産を考えてる人にとっては、こんな未来が待ち受けているんだということを、すでに自己破産をして10年以内の人にとっては、気を引き締めるといった意味で読んでほしい。

予算を決め、内覧。ワクワクした時間。

予算を決め、内覧。ワクワクした時間。

今の自分の収入から、月々の支払いの限度額や借りられそうな金額をローンシュミレーションを使って計算し、まずは予算を決める。年収の約7倍が住宅ローンの限度額という話をどこかで聞いたことがあった。(不動産屋さんが言うには年収の6倍が相場らしい)

ぼくの年収から計算すると、希望するエリアの中で買えそうな新築はないので、中古物件を候補に絞った。

ネットに掲載されている情報から判断して、最終的に内覧する物件の候補を2軒まで決めて、不動産屋さんに連絡。ここまでの流れはわりと順調で、内覧日などもトントン拍子に進んだ。

賃貸物件を借りるときでもそうだけど、物件の内覧をしているときはいつもワクワクする。

この空間でこれから新しい生活が始まるんだと想像するだけで楽しくなる。

中古物件にはそれぞれドラマがあるなと感じた

1軒目に内覧した物件は、築年数はわりと浅めで駅チカなのに、相場よりやや安い。

田舎だからこんな良さそうな物件もなかなか売れないんだなと呑気に考えていたんだけど、事情はちがった。

物件で待ち合わせて担当者から渡された資料の中に「※告知事項有り」という記載があった。

詳細は伏せるけど、賃貸ならいざ知らず購入するとなると躊躇してしまうような話。どことなく家の中の空気も重く感じた。

家の中の状態も、写真とのギャップを感じるところが何点かあり、この物件は見送ることに。

2軒目の内覧は翌日。

重大な告知事項は特になく、「晩年婚した売主が相手方の所有する物件に入居するという形で引き払った物件」ということで、何とも幸せそうな話を聞かせてもらった。

2軒目は、築年数はぼくと同じぐらいの年数が経っているので、それなりに古臭く感じるポイントはいくつかあったものの、外壁、屋根を含め、内装も床やクロス、キッチンにお風呂、洗面所とフルリフォーム済みの物件ということで、白を基調にして作られていてかなり清潔感を感じられる物件だった。キッチンの電気は手をかざすと点灯するという近未来を感じる仕様。

価格帯と物件のバランスを考えて、2軒目の物件で住宅ローンの審査を申し込むことにした。書類作成とかはまた後日の話。

1軒目の告知事項有りの物件、それから2軒目の晩年婚の物件と、中古物件には住んでる人の数だけドラマがあるもんだと思った。新築ではこんな話はまず聞けない。貴重な体験だ。

住宅ローン、通らず。

住宅ローン、通らず。

事前審査では、二箇所の銀行に審査を申し込んだ。これは不動産屋さんの提案。何の知識もないので、ほぼ不動産屋さんに言われるがままに手続きを進めた。

今回の住宅ローンは否決という結果で、これはまあ妥当な結果だったと思う。

自己破産から8年経ったしそろそろ…という甘い考えから進めた計画だったけど、自己破産という行為がいかに重大な事項だったのかを、改めて思い知った。

数百万円もの借金を法的にチャラにしてもらったやつが、たかだか8年程度で数千万円の借金をできるようになるわけがないんだ。そんなことがまかり通ってはいけない。

事前審査を受ける前から、何となく通らなそうだなという予感はあったものの、もしかしたらと淡い期待を抱いた自分が浅はかだった。

社会的信用の重要性を痛感した

社会的信用の重要性を痛感した

自己破産をしたことで、一定期間、すべてのローンやクレジットカードの審査が通らなくなった。

実は数年前に一度、車のローン審査を受けたことがある。たしか自己破産の免責決定から4年後ぐらいのときだったと思う。

審査結果は当然、即否決。このときにも社会的信用がないことを実感したことを覚えてる。

こういった経緯もあるので、今回の住宅ローンはあまり自信がなかった。でも、もう8年経ったしもしかしたら…という期待感もあった。でも否決。

社会的信用は、下記のステータスが主に判断材料となる。

  • 勤続年数(個人事業主は事業実績)
  • 年収
  • 借入金、クレジットカードの有無
  • 所属企業の経営状態
  • 資金力
  • 現在の生活環境(持ち家なのか賃貸なのかなど)

今までのぼくは、社会の底辺をふらふらと漂いつつ、流されるように生きてきた。あっちふらふらこっちふらふらと、楽しそうなことに飛びつき、嫌なことからは目を背けるような生き方。ロクデナシ。

仕事で嫌なことがあれば転職してみたり、貯金もままならないその日暮らしのような生活を、もう何年もしている。

今でこそ、3年半ほど今の会社に勤めているけど、30代半ばにしてようやくといった感じだ。

年収は正直言って低い。住宅ローンの審査のために源泉徴収票を確認したところ、前年度の年収は330万円台。会社の給料が少なかったり、昇給がほとんど見込めないという会社に対しての不満もあるけど、今までのぼくの怠慢が祟っただけである。自業自得。

会社は幸いなことにもう何期も黒字経営を続けているので、安定的に給料を貰えているという面では、社会的な信用はできているはず。

社会的信用についてまともに考えてこなかったけど、こういったことはもっと早い段階で知っておくべきことなんじゃないかと思う。それこそ、社会に出る前には知識として知っておきたいところ。

子どもたちが18歳を迎えるまでに、社会的信用のことを含め、お金のことについてぼくが失敗してきた体験談から伝えられることを伝えていきたい。

マイホーム購入に向けてこれからやっていくこと

マイホーム購入に向けてこれからやっていくこと

一生、賃貸暮らしのままではいたくないなと思っていて、近い将来、マイホームは必ず手に入れたいと思っている。今回の物件探しをしているときに強く思った。

見栄とかプライドみたいなものではなく、いつか来る老後のことを考えたときに、家賃だけを一生払い続けていくのは虚しいなと。

家賃分を毎月工面するなら、ローンを払い終えたときに自分のモノ、家族のモノとして残せる方がよっぽど良いと思う。

現在35歳。35年ローンを組める限界のタイムリミットまでは、およそ8年ほど。残された時間はそれほどないし、チャンスもそう多くはない。

住宅ローンの審査に自己破産の履歴が影響しなくなるまでの期間は2年ほどある。

それまでの期間にぼくが必ずやっておくべきことは下記。

  • 勤続年数の確保
  • 自己資金の確保
  • 年収を上げる努力
  • 不要な借り入れを作らない
  • 徳を積む

抽象的なことも含めて考えたら上記の5つはマスト。

要は「社会的信用」を積み上げるということが、今後の課題になってくる。

後先考えず、今目の前のほしいものを手に入れるために作った借金が原因で自己破産したときに、ぼくの社会的信用はすべて失った。ここでいう社会的信用は個人信用情報の話だけではなく、しっかり働いて納税しているかももちろん関係ある。だから勤続年数を増やして、地に足つけて地道にやってることを証明しなければいけない。

自己破産という制度で個人信用情報を白紙にするというチャンスをもらったので、不要な借り入れを作らないように努めることも重要。すでにメルペイでの借り入れがあるけど、これはクレジットヒストリーの一環として捉え、今以上に借り入れ金を増やさず、滞納なくコツコツと返していく。

人によっては当たり前のことかもしれないけど、そんな当たり前のことが今までのぼくはできていなかった。

マイホーム購入に向けてというより、子どもを持つ親として、人間性を高めていきたいという想いもある。

当たり前のことを当たり前にできるようになる。人並みの幸せと言われてる幸せは、とてつもなく地道な努力の積み重ねによって手に入れられるということを忘れず、これからの時間を過ごしていきたい。