「ジーパンを育てる」
上記はアメカジ好きの中ではわりと頻繁に出るワードだろう。
ジーパンを好きで履いてる人はたくさんいると思うし、ぼくもかなり好きで、わりと一年中ジーパンを履いてる。
ただ、そういった文化に馴染みの薄い人にとっては「ジーパンを育てる」って何を言ってるんだと思われるかもしれない。
ジーパン好きの間には、ジーパンを履いてできるシワや色落ちを楽しむという文化がある。
ぼく自身、少し前まではヴィンテージレプリカブランド「エヴィス」のジーパンを6年ほどかけて育成させ、今は新たにオムニゴッドのジーパンの育成を始めた。
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今回は、ジーパンの洗い方難民に1つの解を提示すべく、当記事を書くことにしたので、ぼくなりの洗い方やジーパンのエイジング論について紹介しておきたい。
Contents
結論:汚れたら洗う。

ジーパンの洗い方について結論から言うと「汚れたら洗う」をぼくは徹底してる。
こんなことを言ったら身も蓋もないかもしれないが、そもそもジーパンは「ワークパンツ」である。平たく言えば「作業着」だ。
普段の生活に置き換えて考えてみてほしい。
スーツは定期的にクリーニングに出してるはずだし、外仕事の人は作業着をほぼ毎日洗濯していると思う。
それならジーパンも同じで、汚れたら洗うのが普通のことだろうと思う。
根性履きは是か非か。
根性履きとは、いわゆる「洗濯しない履き方」のことである。
ジーパンのエイジングを楽しむ人の中には洗わずに履き続ける変態的な人(褒め言葉)がいる。
洗わずに履き続けることで、太もも周り(ヒゲ)や膝の裏につくシワ(ハチノス)の色落ちを楽しむことができる。無論、ぼくもヒゲやハチノスは大好きだ。
根性履きの弊害
ただし、根性履きをすることでヒゲやハチノスを楽しめることの代償はある。
洗わずに履き続けるということは当然のことながら汚れやニオイが気になるだろう。
汚れやニオイだけではなく、染み込んだ汗が繊維をダメにすることからダメージが発生しやすくなってしまう。
頑丈さがウリのジーパンのダメージを促進してしまうことにもなりかねない。
ヒゲやハチノスがパキッと出たエイジングを楽しむか、長く一本のジーパンを愛するために汚れたら洗濯をするかの方向性は最初のうちに決めておいた方がいい。
裏返しか表のままか。
ジーパンを洗濯するときに、生地を裏返して洗濯するか表のまま洗うかの議論が度々起こる。
RWL的には「表のまま」でいいと思ってる。
そもそもジーパンはワークウェアだという意識が根底にあるので、洗濯をするときに神経質になって考えたことがない。意識したとしても、せいぜい白系の物を一緒に洗わないということぐらい。
ぼくはジーパンが汚れたら表のまま洗濯機にぶちこんで洗う派。
洗濯洗剤にこだわりなし
かなりこだわる人の中には、ジーンズ用洗剤を使ってる人もいる。
本記事をここまで読んでくれた方ならお察しの通り、ぼくは洗剤にも何のこだわりがない。
ここ数年はアタックネオのような一般的に市販されてる洗濯洗剤を使って洗ってる。
ただ、色落ちへの影響を考えると「蛍光剤入り」のタイプは避けた方がいいかも。
洗濯は汚れを落とすものなので、生地についた皮脂汚れなどを確実に落とせるものを選んでおけば間違いないはず。
まとめ
ジーパンの色落ちは、洗濯することで初めて染料が落ちて鮮やかなブルーになっていく。
汚れたら洗う。何年もかけてこれを繰り返すことで、自分だけのオリジナルなエイジングをしたジーパンが出来上がる。
ジーパンのエイジングは自分が生きた証であり、人生の履歴書とも言えるだろう。