9/4(土)の夜のこと。
親子参加のフットサルを終えて帰宅したぼくは、シャワーを浴びつつ洗濯機を回していた。
着ていた洋服を脱いで、ポケットに入っていたiPhoneをポンッと洗濯機の上にある棚に何気なく置いたのが運の尽き。
シャワーからあがったあと、あるはずの場所にiPhoneがない。
このときはまだ、娘がぼくのiPhoneを使っているのだろうと思っていたけど、どうも様子がちがった。
娘は「知らない」と言っていて、その手にはニンテンドースイッチがある。
そういえば洗濯機からいつもとはちょっとちがう音がするなと思った。ゴツゴツ、ガラガラ。明らかにおかしい。
思い立って洗濯機の蓋を開けてがさごそと中を探ってみると、そこにないはずのiPhoneがあった。
え……。
一瞬戸惑ったけど、とにかくまずはiPhoneの安否確認をしなければいけない。
とりあえずホームボタン(iPhone 8 plus)をクリックしてみると、画面がパッと明るくなった。
あぁよかった。まだ使えそうだ。
沖縄の海を背景に撮影した子どもたちの写真をロック画面に設定していたんだけど、無事にロック画面が点灯した。
画面の下の方がやや黒ずんでいたけど、まあ洗濯機に浸かっていたんだからこれぐらいは仕方ないだろう。
念のため、妻の提案により、電源を切ったiPhoneをキッチンペーパーでぐるぐる巻きにして、シリカゲルを詰めたジップロックに入れて一晩放置してみた。
そして翌朝。
洗濯機から引き上げてすぐは画面がついたんだから、問題ないだろうと思いつつ電源を入れてみることにした。
まあ問題ないはずだ。むしろ画面の黒ずみも直ったのではないかと余裕を持っていた。
でも、とうとう画面が点灯することはなかった。
電源は入ったものの、画面が真っ暗のまま。妻の携帯からぼくの番号を鳴らしてみても圏外の通知。
終わった。完全に終わった。
約4年間、そこそこ大事に使ってきたiPhoneがこんな形で呆気なくポンコツ化するとは思ってもいなかった。
そんなこんなで、現在はスマホのない暮らしをしている。
とはいえ、AppleCareの修理予約が次の土曜日にとれているので、一週間限定。
家ではパソコンからネットを使って、こうしてブログを書くことができているので問題なし。
ぼくのiPhoneの使用状況としては、日中は仕事の休憩中に使う程度なので、iPhoneがなくてもそれほど困ることはない。
強いて困ることを挙げるとすれば、暇な時間を持て余すことぐらいだけど、これも解決済み。
先月から推理小説を読むことにハマっていて、休憩中はもっぱら読書の時間に充てるようになったのだ。
iPhoneが普通に使えるときは、読書をするにもイマイチ集中力に欠けるところがあったんだけど、今では本の世界に没頭できている。
期間が決まってるからこそ言えることなんだけど、たまにはiPhoneを持たない暮らしというのも悪くないなと思った。
iPhoneが使えていたときは、何気なくTwitterやヤフーニュースを開いていたけど、今ではどちらもまったく見ることがない。
余計な情報が入ってこないことで、かえって思考がスッキリしている。
完全なデジタルデトックスとは呼べないまでも、スマホにどっぷり慣れ親しんだ現代だからこそ、こういった時間をつくることも精神のバランスを整えるためには必要なことなんだと思う。
というわけで、今日の日記、終わり。