ふと、仕事をサボった。
それだけならぼくの場合はわりとよくある話で、わざわざこうしてブログに書くほどのことでもない。
ではなぜわざわざブログを書くのか。それは、ちょっとお高い寿司ランチを、仕事をサボった日に妻と2人でいただくという最高の贅沢をしてきたからだ。
最近は寿司、焼肉となると大人顔負けの量を息子(小2)が食べるようになったので、なかなかこういった寿司を食べに来る機会が難しい。
息子にも美味しい寿司を食べさせてあげたいという気持ちは山々なんだけど、今回は妻と2人で背徳感を感じつつランチ。
というわけで、さっそくだけどぼくがいただいたお高いランチを紹介(自慢)してみようと思う。
福寿し勝田台店で握りランチを堪能

これが、ぼくら夫婦が食べてきた福寿しの握りランチ。15貫で1,800円という値段設定はなかなかリーズナブルだと思う。
というのも、100円寿しにすっかり慣れてしまったぼくら庶民にとっては、このひとつひとつのネタの大きさにまず圧倒される。
そして店の雰囲気。
カウンター越しにお客さんと楽しそうに会話をしながら板前さんが寿しを握り、その傍らには数匹の魚が泳ぐ水槽。
丁寧に塗装を重ねて作られた高級感漂うカウンターテーブルの光沢。
これはあれだ。ちょっと良いお店の雰囲気だ。1人5,000円が最低レベルのお店だと言われても遜色ない感じだ。
そんなところにきて、握り15貫が1,800円。これはハッキリ言って安い。
ネタも中トロ、いくら、鯛など、けっしてケチくさいなんて言われないようなネタをしっかり取り揃えている。

まずは前菜から。大根サラダと茶碗蒸し。
サラダのドレッシングは青じそ。ぼくは青じそドレッシングが苦手なんだけど、空腹だったこととサラダが美味しかったこともあって、苦手なはずの青じそドレッシングをペロッと食べてしまった。
大根の絶妙な細さ、水菜のほんのり苦味、薄くスライスされた玉ねぎのアクセント。すべてが完璧。
そして茶碗蒸し。
寿司屋の茶碗蒸しはなぜこんなに美味しいのだろうかといつも不思議に思う。
いつもは躊躇なく残す銀杏を、このときは妻の勧めもあり食べてみた。やっぱり食感が苦手だけど、食べられないことはない。
サイズ感もちょうど良く、空腹で今にも暴れだしそうな胃をとりあえず落ち着かせてくれるけど、満腹には到底及ばない量をわかってらっしゃる。
そして握り。

きた。本命。
握りが出てくるタイミングがまた丁度いい。
これだけ贅沢に握りが乗っていると、どれから食べていいか迷ってしまう。
結果、貧乏性なぼくは「かっぱ巻き」をとりあえず1つ、そしてまぐろの赤身をチョイス。あとは流れのままに。

ほどよく肉感を残しつつも、口の中で緩やかに溶けていくトロ。ナニコレウマい。

光り輝く大粒のいくら。
軍艦はボロボロと落ちるのが嫌で、なるべく一口で食べたいんだけど、サイズ感が慣れ親しんだ100円寿司のモノよりもやや大きく食べるのに手こずった。
口の中でぷちぷちと弾けるいくら。昔はこのぷちぷち感が嫌いでいくらを毛嫌いしていたんだけど、20歳を過ぎたあたりから食べられるようになった。
20年間もいくらを毛嫌いしてきたなんて、今考えると超絶モッタイナイことをしていたもんだ。何も考えずに贅沢にいくらを食べられるなんて子どもの特権だと思う。

パクパクとランチの握りを食べ進めていたところに、追加の板が登場。
ランチでは飽き足らず、単品で好きなネタを追加注文してしまった。紹介するまでもないと思うけど、一応書いておこう。
左上から時計回りに
- 子持ち昆布
- うに
- 穴子
- カニ身
となっている。
ぼくは福寿しの穴子握りが大好きで、ここに来ると必ず食べる。それほど寿司屋に行った経験はないけど、ぼくの中ではここの穴子が一番美味しい。
今気づいたけど、ぼくが食べた順番も左上から時計回りで食べた気がする。
子持ち昆布でぷちっといって、うにをとろっと食した後に、穴子でふっくらしてから締めにカニでキュッと。
ちょっと何を言ってるかわからないかもしれないけど、この4つのネタを端的に表現するとしたらこれが最適解な気がする。
この後は食後のデザートをいただいてごちそうさま。
こんな感じで贅沢な寿司ランチを堪能してきた。この日の会計は7,000円ぐらいだったかな?ちょっと詳しくはわからないけど、到底ランチとは思えないほどの会計だったと思う。
とはいえ、単品ネタを追加注文しなければ、2人で5,000円に収まるぐらいにはリーズナブル。
たまにはちょっと贅沢したいなと思ったときに気軽に行ける寿司屋として、「福寿し 勝田台店」はおすすめです。