中卒の未成年が一人暮らしを始めたいという質問について。
具体的な質問内容は下記です。
ぼくも似たような状況で、中卒、16歳のときに一人暮らしを始めました。当時のぼくが一人暮らしを始めた方法とか、初期費用などを解説します。
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中卒、未成年が一人暮らしを始める方法

結論から言うと、中卒でも一人暮らしを始めることはできます。
ただ、未成年の場合だといろいろと条件が厳しくなるので、そのあたりについても解説します。
- 賃貸物件を借りて一人暮らしを始めたい
- とりあえず一人暮らしを始めたい
上記の2つに絞って解説していきますね。
賃貸物件を借りて一人暮らしを始めたい
この項目では、アパートなどの賃貸物件を借りて一人暮らしを始めたいという人向けの解説です。
基本的な話ですが、未成年との直接契約を不動産屋が結ぶことはほぼ100%ないです。自分の名義で契約することはできないと思っておいてください。
普通は親の名義で借りてもらった部屋で一人暮らしを始めることになります。
親子関係が悪くて家を出るような場合、親に借りてもらうことは諦めましょう。
賃貸物件を借りるときにかかる初期費用は、ぶっちゃけ「ピンキリ」です。
上を見ればキリがないですが、ワンルームとかの単身者向けだと、わりと敷金礼金ゼロ物件もたくさんあります。
一般的には家賃の6ヶ月分が初期費用の相場と言われていますが、敷金礼金ゼロ物件で探せば家賃1ヶ月分程度(前家賃として)の初期費用で済む場合もあります。
このあたりは不動産屋に確認すれば間違いないですね。
地方とかでも物件を手掛けているので、一人暮らしを始めるにあたってお金をかけたくない人は、一度問い合わせてみるといいかもですね。
とりあえず一人暮らしを始めたい
自分でアパートを借りてとかじゃなく、とりあえず家を出てさっさと一人暮らしを始めたいという人向けの解説です。
求人誌などを見て、寮付きの仕事を探してみてください。
あとで触れますが、ぼくはこのパターンで一人暮らしを始めました。仕事は新聞屋です。
それ以外にも、寮付きの仕事は探してみると意外とたくさんあります。
未成年を雇うにあたって、会社側から親権者の同意書を求められることもあります。
ぼくが新聞屋で働いたときは、連帯保証人になってくれる人が必要でした。たぶん、集金業務などでお金を扱うからですかね。
賃貸物件を借りる手順
次に、自分で部屋を借りて一人暮らしを始めたいという人向けに、不動産屋で部屋を借りるための手順について簡単に説明していきます。
簡潔にまとめると下記です。
- 物件を探す
- 内覧する
- 契約する
こんな感じで、難しいことは特にありません。
下記で1つずつ詳しく解説しますね。
インターネットとか、アパマンショップのような街の不動産屋に行ってみると、今借りれる物件の情報を知ることができます。
部屋の間取りとか、風呂トイレ別がいなどのこだわり条件や、最寄り駅などの設定をして検索できるので、インターネットで物件を探すのは面白いです。
今でもぼくはたまに見たりしてます。
住んでみたい物件が見つかったら、実際に部屋を見に行きます。
部屋を見なくても借りることはできますが、インターネットの写真だと実際のものより見栄えがよくなってたりするので、現地確認は絶対にしておいた方がいいです。
置きたい家具とかがあるなら、寸法を計っておいて部屋に入るか確認しておきましょう。
内覧を経て、いよいよ意思が固まったら契約です。
物件の契約時に必要になるものは、不動産会社によってちがうので確認しておきましょう。
契約にかかる費用は、大体の会社が銀行振込などで現金を取り扱わない場合が多いです。
指定された期日までに振り込むことを忘れないようにしましょう。
寮生活は快適だった

ぼくが16歳で初めて一人暮らしをしたときは、寮付きの仕事です。
仕事も決まってなかったし、お金もない状態だけど今すぐ家を出なければいけない状況だったので、寮付きの仕事は一石二鳥でした。
ぼくの体験談を少し書いておきます。
新聞屋の寮に入った話
フリーペーパーの求人誌を見て、とりあえず地元の新聞販売店が即入居可の寮付き+即日労働可という条件で求人を出していたので電話してみました。
電話して即面接が決まり、そのまま就職です。荷物も数枚の洋服ぐらいだったから、引っ越しは一瞬で完了です。
寮生活がどんな感じだったか解説しておきますね。
ぼくが入社した新聞販売店はタイミングがよかったみたいで、新築の寮を建てたばかりでした。
間取りは6畳ワンルームで、風呂トイレ別。しかもエアコン付き。初めての一人暮らしにしては、わりと最高な物件でした。
駅まで徒歩5分、コンビニも駅に行けばあるので、立地もかなりよかったですね。ちなみに職場までは徒歩10秒でした。
寮と言っても食堂とかがあるわけではなくて、食事はすべて自分で用意する必要がありました。
とはいえ、ぼくは好き嫌いがかなり多いし、自分の好きなタイミングで食事したいので、自分で用意する方が気楽でよかったりします。
人によっては食堂があると楽な場合もあると思いますが、こればっかりは会社の方針とかに委ねるしかないですね。
家賃、光熱費は、合わせて2万円ぐらいでした。激安ですね。この料金設定は寮ならではだと思います。
たぶんですが、同じような条件で普通に賃貸物件を借りて一人暮らししていたら、ぼくの地元の場合で言えば家賃だけで7万円以上はかかっていたはず。
あと、月2,000円徴収されますが、週1回、清掃員が来て風呂とトイレの掃除をしてくれました。
費用を抑えるならシェアハウスもあり

一人暮らしとは少し異なりますが、「家を出る」という意味ではシェアハウスなども視野に入れてみるといいかもですね。
自分のお部屋とは別に、共同利用できる共有スペースを持った賃貸住宅のことで、共同住宅ならではの「共有」と「交流」を楽しめるあたらしい住まいの形として外国人、日本人を問わず認知されています。
シェアハウスは、通常の賃貸アパートに比べ初期費用・毎月の費用を抑えてリーズナブルな価格で住めるところも大きな魅力のひとつです。
完全に一人の空間(部屋)も持てて、共有スペースでは同じシェアハウスに住んでる人との交流もできます。
若者に人気のテレビ番組「テラスハウス」のようなイメージですね。
これなら、初めての一人暮らしでも寂しさを感じないかもです。
中には外国人の入居者などもいて、共有スペースでリアルな英会話レッスンを受けられるなんていうシェアハウスもあったりするので、物件をいろいろと見てみるのも面白いですね。
ぼくはシェアハウスに住んだことはありませんが、今のぼくが10代に戻って一人暮らしを始めるとしたらシェアハウスを選ぶと思います。
中卒、未成年でも一人暮らしはできます

こんな感じで、中卒、未成年が一人暮らしを始める方法などについて解説してみました。
たぶんですが、初めての一人暮らしとなると難しく考えがちですが、想像以上にハードルは低いです。
ただ、どんな状況であれ、未成年の場合は親権者の同意を得られる場面がたくさんあるので、親との関係性があまり上手くいっていないと、制限が増えることは覚悟しておいた方がいいかもです。
終わります。